プリマスタリングについて
スタジオなどで事前に、最終ミックスの音調整を行うことを、正式には、〈プリマスタリング〉と呼びます。そこでは、プレスされたCDの音質が市販のオーディオ・システムで最適な音質で再生できるよう以下のような調整を行います。
プリマスタリング作業は特に、音圧・音質・タイム調整などの音源編集が必要ない場合は、PQの設定、ファイナライズ設定のみを行うフォーマット変換(A/D変換)作業となります。
音源編集 | ●音圧(レベル)調整 最終的な楽曲の音圧レベルの調整 ●音質調整 高・中・低域の周波数のバランスを調整しながら、 個々の楽器やボーカルを際立たせることが可能です ●曲頭・曲尾の調整 フェードイン、フェードアウトなどのクロスフェード作業 ●ノイズカット 曲頭・曲間などのノイズ・カット作業 |
PQの設定 | CDのトラック情報、スタート・エンドの設定などのPQ信号の入力をする作業です。 その内容を記載したPQシートの出力をします。 |
ファイナライズ | 作業後にCD-Rなどのメディアにデータを記録する際、 他のプレーヤーで再生できるようにするための作業です。 ファイナライズをしたメディアはそれ以上の書き込みができなくなります。 ディスクアットワンスで作成したディスクは自動的にファイナライズ処理がされます。 互換性も向上します。 |
検証盤 | プリマスタリング作業後、確認用の検証盤を作成いたします。 問題が無い場合、プレス用マスターの作成をさせていただきます。 予備のマスターも作成されることをお勧めいたします。 検証盤の確認は、いろいろな再生環境でおこなってください。 実際に商品化し、販売をお考えになっているお客様にはおすすめです。 |
アクセス
〒140-0014 東京都品川区大井5-5-23
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